ビタミンB2、ビタミンB6の効用...

ビタミンB2とはどのような成分ですか?

ビタミンB2というのは、
脂肪を分解してエネルギーを取り出すのに必要なビタミンです。

 

このビタミンB2は、
食品ではレバーや魚、乳製品、納豆、卵などに多く含まれています。

ビタミンB2の効用は?

ビタミンB2は、体内でリン酸が結合して
フラビンモノヌクレオチド(FMN)や
フラビンアデニンジヌクレオチド(FAD)になり、

 

脂肪酸の分解や胆汁・コレステロールの合成、
毒物の分解(解毒)などを行う
フラビン酵素の補酵素になります。

 

そして、ビタミンB2が不足すると、力がわかなくなり、
口内炎やニキビ、吹き出物などの
肌のトラブルが起きやすくなります。

ビタミンB2の摂取量は?

1日当たりの摂取目安量に
ビタミンB2が0.4〜12mg含まれている食品には
「保健機能食品」(栄養機能食品)の表示が認められています。

 

また、日本人成人の1日当たりの栄養所要量は、
男性が1.2r、女性が1.0rで、
妊婦は0.2r、授乳婦は0.3rを追加します。

 

なお、許容上限摂取量は、特に定められていません。

ビタミンB6とはどのような成分ですか?

ビタミンB6というのは、
たんぱく質や炭水化物を分解してエネルギーを取り出したり、

 

神経伝達物質のギャバや
赤血球の色素成分(ヘム)、核酸などを
合成するのに欠かせないビタミンです。

 

ビタミンB6には、
同じ作用(B6活性)を持つ複数の化合物があり、
これまでにピリドキシンなど少なくとも7種類が特定されています。

 

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ビタミンB6が含まれているものは?

ビタミンB6は、食品では、
マグロや鶏肉、牛のレバー、ニンニク、
ピスタチオ(木の実の一種)などに多く含まれています。

ビタミンB6の働きは?

ビタミンB6は、体内で活性型に変わり、
たんぱく質や炭水化物を代謝する酵素の補酵素として働きます。

 

そして、ビタミンB6が不足すると、
湿疹や口角炎、貧血、ふけ症(脂漏性皮膚炎)
などを起こしやすくなります。

 

また、ビタミンB12や葉酸と共同で、
アミノ酸のメチオニンを、ホモシステインを経て
システインに変える代謝を補助しています。

 

なので、ビタミンB6が不足すると、
代謝反応がホモシステインで止まってしまうことになります。

 

血中のホモシステインが多くなりますと、
動脈硬化が進みやすいですから、
予防のためにはビタミンB12や葉酸と併せてとるとよいです。

ビタミンB6の摂取量は?

1日当たりの摂取目安量に
ビタミンB6が0.5〜10mg含まれている食品には、
「保健機能食品」(栄養機能食品)の表示が認められています。

 

また、日本人成人の1日当たり栄養所要量は、
男性が1.6r、女性が1.2rで、
妊婦は0.5r、授乳婦は0.6rを追加します。

 

なお、成人の許容上限摂取量は100rとされています。

 

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