クロム、クロロゲン酸、コーヒー...

クロムとはどのようなものですか?@

クロムというのは、
糖や脂質の代謝に欠かせないミネラルのことで、

 

特に、血糖値をコントロールする
インスリンの働きを正常に保つのに必要となります。

クロムとはどのようなものですか?A

もしクロムが不足すると、
糖尿病や動脈硬化を引き起こすとされており、

 

クロム不足の糖尿病患者に投与し、
治療効果が上がった例も報告されています。

クロムが含まれている食品は?

クロムは、アナゴやヒジキ、ホタテ貝、ナッツ、
そして玄米などの未精製の殻類にも多いとされています。

 

また、サプリメントの場合、
米国では、キレートしたピコリン酸クロムが主流で、

 

日本では、クロムがたっぷりの培養液で育てた
酵母、クロム酵母の形で含まれます。

クロムの摂取量は?

クロムの日本人成人の1日当たり栄養所要量は、
男性が25〜35μg、女性が20〜30μgで、

 

許容上限摂取量は
70歳以上が200μg、それ以外は250μgとされています。

 

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クロロゲン酸とはどのような成分ですか?

クロロゲン酸というのは、
コーヒーの種子(コーヒー豆)の
主なポリフェノール成分のことをいいます。

 

具体的には、同じくポリフェノールの
コーヒー酸とキナ酸が結合した物質で、
抗酸化活性が強いとされています。

 

このクロロゲン酸は、
アスパラガスなど野菜類にも広く含まれています。

クロロゲン酸の効用は?

クロロゲン酸は、
肝臓における糖新生の阻害や
インスリン分泌促進作用があります。

 

ちなみに、1日90rの摂取で食後の高血糖を
15〜20%抑制したという論文もあります。

コーヒー中のクロロゲン酸の量は?

クロロゲン酸は、
コーヒーの生豆に5%前後含まれていて、
コーヒー1杯ですと100r以上入っているとされています。

 

ただし、焙煎によって
クロロゲン酸はコーヒー酸とキナ酸に分解されますので、
深煎りのコーヒーほどクロロゲン量は少なくなります。

 

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