ギムネマの効能、血糖値の上昇...

ギムネマにはどのような特徴がありますか?

ギムネマには、次のような特徴があります。

 

■肥満や糖尿病に対して利用されます。
■インドの伝統医療であるアーユルヴェーダに由来するハーブです。
■消化器での糖分の吸収を遅らせ、食後の過血糖を抑制します。

ギムネマにはどのような効能がありますか?

ギムネマに期待されるのは、次のような効能です。

 

■食生活修正による肥満対策 
■食後過血糖の抑制と血糖コントロールの改善

ギムネマとはどのようなものですか?

インドの伝統医療であるアーユルヴェーダでは、
糖尿病や肥満に効果のあるハーブとして
このギムネマが用いられてきました。

 

ギムネマというのは、
「ギムネマ・シルベスタ」というインド原産の多年草であり、

 

南インドから東南アジア、
中国南部などに分布しているものですが、

 

サプリメントとして利用されるのは、
葉から抽出された成分になります。

 

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ギムネマの摂り方は?

肥満や糖尿病の予防には、
まずは生活習慣の改善が最優先されますので、
ギムネマは、その上で補助的に利用します。

 

なお、ギムネマは、
食事に含まれる糖質の吸収を遅らせるサプリメントですから、
食事の前に服用します。

ギムネマにはどのような作用がありますか?

ギムネマの有効成分であるギムネマ酸は、
糖質(炭水化物)の消化と吸収を遅らせ、
食後の過血糖を抑制します。

 

通常は、食事中の糖質が吸収されて
血糖値(血液中のブドウ糖濃度)が上昇するのに対して、
膵臓からインスリンが必要な量だけが瞬時に分泌されます。

 

そして、このインスリンの働きにより、
ブドウ糖は筋肉細胞や脂肪組織に取り込まれ、
過剰になると中性脂肪として脂肪細胞に蓄えられます。

 

ギムネマは、
このような糖質の吸収を遅らせることによって、
インスリンの分泌を緩やかにする作用をもっているのです。

ギムネマは食後の血糖値の急激な上昇を抑える

糖尿病の人はインスリンがゆっくりとしか分泌されないことから、
血液中のブドウ糖が処理されず、
食事の後に血糖が急激に上昇してしまいます。

 

こうした場合、ギムネマによれば、
小腸からの糖質の吸収を遅らせることによって、

 

インスリンの分泌量のピークと
血糖値の上昇とのタイミングを合わせ、

 

食後の血糖値の急激な上昇を抑えることができます。

 

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ギムネマの摂り方は?

肥満や糖尿病の予防には、
まずは生活習慣の改善が最優先されますので、
ギムネマは、その上で補助的に利用します。

 

なお、ギムネマは、
食事に含まれる糖質の吸収を遅らせるサプリメントですから、
食事の前に服用します。

動物実験によるギムネマの効果

正常なラットを用いた実験では、
ギムネマを与えることによって血糖値の上昇が抑えられ、
インスリン分泌が緩やかになったそうです。

 

また、糖尿病を発病したラットに対して
32〜35日間ギムネマを投与した研究においても、
血糖値の上昇の抑制とインスリンの分泌量の低下が報告されています。

 

その他、動物実験において、
ギムネマによる脂質代謝の改善作用や、
高脂肪食摂取時の体重増加抑制作用などが示されています。

 

よって、糖尿病の場合には、
ギムネマによって食後の過血糖を抑えると、

 

膵臓への負担を軽くしますので、
血糖コントロールの改善に役立つと考えられます。

ギムネマはどのような点に注意が必要ですか?

ギムネマの服用開始後、
腹部膨満感※やおならが出やすくなるなどの
胃腸症状が認められることがあります。

 

しかしながら、これらの症状は、
多くの場合およそ1か月ほどで消失します。

 

一般的には、ギムネマについては、
特に問題となる健康被害や副作用は知られていません。

 

ただし、糖尿病で治療中の場合、
ギムネマの効果によって、

 

医薬品の必要量が変化することもありますので、
念のため、主治医に相談の上、利用するようにしてください。

 

※おなかが張った感じのことです。

 

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